「ここでは自分がどうあってもいい」
もちろん、美術館がワクワクするのは広さのせいだけではありません。どの美術館も、展示物の世界をジャマしないようにあえて特徴のない空間が広がっています。無機質で、真っ白。私は美術的な事にはただの素人だけど、もしも造った人の思いが入っているとしたら、「ここでは何をしてもいいよ、あなたが誰であれどうあってもいいよ」っていうものすごく根源的な空間をそこに造ってくれているように感じます。常識的なとらわれや雑念無しに、創造って作業をするためにピュアにならせてくれる、そんな場所に感じます。
で、そんなエネルギーというか雰囲気を先に感じてしまうのね、美術館に行くと。そこがヒットしてしまって、展示物の印象がいつも二の次になってしまう。やっぱりこれは私だけでしょうかね、そんな気もします。建物、空間自体が「ここでは自分で何してもいいよ、例えばこんな事してる人がいるよ」って言って見せてくれるのが、展示物なわけ。もちろんそれを見て「すごいな、これなんだろうな」などなど思うんですけど。それはいい体験で、感動で、刺激を受けて帰って。で、これからどう自分を生きる?っていうのが本筋のような。いつもそんな事を思うので、展示されてた内容が思い出せないのに行った感動だけはものすごく覚えているのです。
感動して+1
で、そんなエネルギーというか雰囲気を先に感じてしまうのね、美術館に行くと。そこがヒットしてしまって、展示物の印象がいつも二の次になってしまう。やっぱりこれは私だけでしょうかね、そんな気もします。建物、空間自体が「ここでは自分で何してもいいよ、例えばこんな事してる人がいるよ」って言って見せてくれるのが、展示物なわけ。もちろんそれを見て「すごいな、これなんだろうな」などなど思うんですけど。それはいい体験で、感動で、刺激を受けて帰って。で、これからどう自分を生きる?っていうのが本筋のような。いつもそんな事を思うので、展示されてた内容が思い出せないのに行った感動だけはものすごく覚えているのです。
感動して+1
関連ページ
- 日本最大面積の美術館
- 広い場所に行くとテンションが上がるのは、人類共通の感覚ではないのでしょうか。私の中ではそれは「本能的」な現象だと勝手に信じてますが、もしかして私だけでしょうか。一般の日本人の入れる広い空間って、そんなに無いような気がします。お金を払う場所ならば、スタジアムとか遊園地とか、大抵はイベントがあるようなスペシャルな場所。それ自体、人にとって貴重な時間なのかもしれません。国立新美術館の第一印象は、「これ、
- 無限な規模感
- そんなとてつもない大きな場所に足を踏み入れると、なぜか一気にテンションがあがってしまう、「わぁいっ」になってしまう。特にこの美術館のデザインは、「行けども行けども」「歩いても歩いても」そんな無限な感覚が嬉しいような、疲れるような。急に力がみなぎってきます、いくら走っても大丈夫。その規模感がたまらなく楽しいのです。自分がアリのように小さい存在に思えるから、この広さなら何をしてもまったく影響されない、
- 「ここでは自分がどうあってもいい」
- もちろん、美術館がワクワクするのは広さのせいだけではありません。どの美術館も、展示物の世界をジャマしないようにあえて特徴のない空間が広がっています。無機質で、真っ白。私は美術的な事にはただの素人だけど、もしも造った人の思いが入っているとしたら、「ここでは何をしてもいいよ、あなたが誰であれどうあってもいいよ」っていうものすごく根源的な空間をそこに造ってくれているように感じます。常識的なとらわれや雑念
- 圧倒的なインパクト
- それから国立新美術館の広さ大きさは、面積だけじゃありませんでした。美術館の中にこれまた広大な吹き抜けがあり、そこに「空中レストラン」なるものができてました。実際には空中に浮いてるわけではなくて、下の階からコンクリートで作った巨大な円柱の頂上部分にレストランが乗っているような見た目。そのコンクリの規模感がまたものすごくて。最初に思いついたのが、「…ダム?」。ああなると物の質量というのか磁場みたいな物
- 世界の美術館の作品 2015/2/24 By Miki Akami
- コラム「どうしても喜ぶ国立新美術館」について、Miki Akamiさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/2/24)国立新美術館には、まだ足を踏み入れたことはありません。でも美術館は好きです。作品ごとに展示のされ方が違っていたりして、作品そのものもそうなのですが、その空間の使い方に魅力を感じます。期間限定で世界の美術館の作品が日本にいながら見られたり、美術に興味がない方が行か
- ミュージアムではなくアートセンター 2015/3/27 By Sakuyu
- コラム「どうしても喜ぶ国立新美術館」について、Sakuyuさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/3/27)国立新美術館って、すごく大きくて広いですよね。大人でも迷子になりそうです。ここは、ミュージアムではなく、アートセンターだと以前に聞いたことがあります。建物自体が芸術のように美しくて大きいから、本当に目の前に立つだけでも迫力が違いますよね。あまりの広さに、展示物よりも建物
- 日本一の面積 2015/4/9 By Takomin
- コラム「どうしても喜ぶ国立新美術館」について、Takominさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/4/9)私は神社やお寺も好きですが、美術館のアカデミックな雰囲気もとても好きです。まだ国立新美術館には行った事がないのですが、日本一の面積と聞くだけで、興味をそそられてしまいます。広いという事で思い出すのは、ドイツのミュンヘンにあるドイツ博物館です。昔出張のついでに何人かの有志
- 新たな発見がある 2015/9/9 By Ryo Angel
- コラム「どうしても喜ぶ国立新美術館」について、Ryo Angelさんから意見、感想、経験談を寄せていただきました。(2015/9/9)何度か1人で美術館にいったことがあります。普段は絶対に行かない場所だったのですがいつもと違った自分でいられるのでいくようになりました。自分の洋服などもしっかりかっこつけて勝手に自分の設定なんかも決めたりしています。お金持ちの人が見ていたらどう思うかなとか嫌なことがあ